Heart&Body

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カルマ・ヨガ(行為のヨガ)を実践してみたら

カルマ・ヨガってご存知ですか?

”行為のヨガ”と訳されることが多いのですが、

マザー・テレサが、まさにこのカルマ・ヨガの人だったと言われています。

 

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蹴り返されても愛を与えること

ヨガというと、マットの上でやる運動

と思っている方も多いと思うのですが、

もちろん、それもヨガ。

身体を動かすヨガは、まとめて”ハタ・ヨガ”と呼ばれています。

マットの上でやるので、”on the mat”のヨガともいわれます。

 

一方で、”off the mat”のヨガもあって、

これはマットの上で運動するものではなく、

日常で実践するヨガです。

 

カルマ・ヨガはこのoff the matのヨガの一つ。

結果に執着することなく、ただただ行為そのものに心を集中すること。

愛を持って奉仕すること。

 

マザー・テレサの言葉でこんなものがあります。

 

『あなたの中の最良のものを世に与え続けなさい。

蹴り返されるかもしれません。

気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。』

 

これがまさに、カルマ・ヨガの精神です。

 

 

感謝の気持ちがでてきた

カルマ・ヨガの実践を始めて、最初に思ったことは

周囲にイライラしなくなったな、ということ。

 

最近、イライラすること自体かなり減ったのですが、

カルマ・ヨガを始めてから、本当に心穏やかです。

そして、感謝の気持ちが自然と溢れてきました。

 

やっていることは、特に大きなことではなく、

日常のちょっとしたこと。

 

家族や友人や同僚に、心を込めて声を掛ける、

見知らぬ人に思いやりの心で接する、

物を大切に扱う、

奉仕のこころで過ごす、といったことくらい。

 

例えば、

今までは、マンションの入口に散乱するチラシを

見て見ぬふりをしていたけれど、拾ってごみ箱に捨てる。

 

会社のフリーアドレスで、自分が座る机は拭いていたけれど、

両脇の机も一緒に拭く。

 

汚い言葉は使わない。

 

電車の中では我先に座らずに、席を譲る。

駅のホームや改札でも道を譲る、などなど。

 

本当に普通のことばかり。

でも、気を付けてやってみると

心が本当に清々しいです。

 

今まで見て見ぬふりをしていて、

それを一番近くで見ていたのは自分自身。

汚い言葉を発して、

それを一番近くで聞いていたのは自分自身。

 

ゴミなんか拾っても、なんの得もないと思うかもしれないけれど、

周囲に奉仕しているように見えて、

それは巡り巡って自分の心に返ってくるということを実感しています。

 

これが当たり前にできる生き方にしたいなぁと思っています。