Heart&Body

ヨガのこと、キャリアのこと、毎日の生活のこと…自分らしく生きていくために

他人と比較しない

こんにちは。

 

憧れの人とか、憧れの生活ってありますよね?

 

私も、芸能人の美しいスタイルを見て、いいなぁと思ったり、

アーリーリタイアしてハワイとかで暮らしている実業家の生活を見て、

うらやましいと思ったりします。

 

そして、私もそうなりたい!という思いで

努力をしていくのが人間なのだろうと思います。

 

でも、最近、ここに

自分を苦しめる大きな落とし穴が潜んでいるような気がしています。

 

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ヨガは他人との競争ではない

何かに向かって努力をする。

このこと自体は、とても大事なこと。

努力によって、人間は成長していくのだと思います。

 

でも、その努力をしなくちゃ!と思った時、他の人と比べてしまっていませんか?

私は、いつも他の人と比べていました。

自分のことを、他人の目を通して評価しているようでした。

 

いつも自分にダメ出しをして、

もっと努力しなくちゃ、もっと頑張らなくちゃ、と思っていました。

 

ですが、あるヨガのレッスンに行ったときに

先生が言った言葉に衝撃を受けました。

 

「ヨガは、他の人と比べるものではありません。

キレイにポーズをとることが目的ではありません。

今日の自分が心地よくできる所でとめてください。」

 

え、そうなの!?

体育の授業も、どんなスポーツも、

それどころか日常のあらゆるシーンで、私たちは他人と比較され、

「できない自分」を突き付けられて、

人生ってそれが普通だと思っていました。

 

でも、「他人と比べるものではない」と言われて、

大袈裟ですが、何かに許された気持ちになったのを覚えています。

私がヨガを続けているのは、この言葉があったからだと思います。

 

 

自分の内側の幸せに気づくこと

ヨガの教えの中に、アパリグラハ(不貪)というものがあります。

これは、「むさぼらない」ということで、

所有欲を克服し、必要以上にものに執着しないこと、

多くを望む前に、今手元にあるものに目を向けること。

 

そして、

外側に何かを望んでいる限り、

内側の至福に気づくことはできない、

という教えです。

 

ヨガでは、外側の自分の中に、本来の自分(真我)があり、

本来の自分は、その状態ですでに完全で至福の状態だとしています。

人間は、それに気が付かず、外側に幸せを求めていき、

手に入らずに苦しんでいる。

内側の自分の至福に気が付くことが、ヨガの道。

 

わたしは、ヨガの考えを知る中で、

ようやく、他人の目で自分の人生を生きることを辞められそうな気がしています。

 

社会で生きていると、どうしても相対的になりがちなので難しいのですが、

それでも、比較している自分に気づく、

気づいたら修正する、ということが大事かなと思っています。

 

もし道からそれてしまったら、何度でも何度でも戻ってこればいい、

というのもヨガの考え方。

なんか、すごく温かく優しい道だなと思って、日々歩んでいます。