Heart&Body

ヨガのこと、キャリアのこと、毎日の生活のこと…自分らしく生きていくために

結果に執着しないこと

こんにちは。

 

ヨガには、

”結果に執着しない”

”執着を捨て、成功と不成功を同一(平等)のものと見なして、行為をする”

という教えがあります。

 

世の中には、

”ビジネスで成功する人の〇〇な習慣”

”夢を実現するための〇箇条”

”人生の勝者になるための〇〇”

といった結果重視の本が溢れています。

 

 

それなのに、

結果に執着するなって世捨て人じゃないんだから…と

思ったりするのですが、

実は、これが本当の意味で幸せになる分岐点なのかもしれない

と、思い始めています。

 

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結果に執着しない=結果に無関心、ではない

人が何か行動したり努力したりする以上は、

当然ながら目的や目標があるのですが、

努力はしつつも、結果に執着しないというのは、

なかなか難しいことですよね。

 

しかも、結果に執着しないというのは

成功しても失敗してもどうでもいいや、ってことなのか?

というと、そういう教えではないんです。

 

人間には”欲求”があり、

欲求があるから”行動”があり、

行動には必ず何らかの”結果”が伴います。

 

その”結果”は、自分の意に沿ったものであるかもしれないし、

意に沿わないものかもしれない。

けれど、それが自分にとって好ましいものかどうかに関わらず、

ただ行為のみに没入しなさいということなんです。

 

例えば、

感謝されるからやる、感謝されないからやらない、

評価されるからこの仕事をする、評価されないからこの仕事はしない、

ではなく、

単純に、向上心や他者を思う気持ちから行為をし、それに集中しなさい

ということ。

 

結果に執着しないと、心が自由になる

私の場合、自分の人生を振り返ってみて、

すごく充実した生活を送っていた時期というのは、

結果や対価に対して無欲だった時期だなと思います。

 

当時、海外で働いていたのですが、拘束時間は長いし、身体はキツイ。

それなのにお給料はとっても安くて、

帰国後のキャリアにも繋がらなさそうな仕事でした。

それなのに、不安も不満もまったく感じていませんでした。

 

当時は、毎日がただ楽しくて、

働けること、美味しいご飯が食べられること、

お客様からありがとうと言って頂けること、

節約のために歩いて通勤していたけれど、

その通勤路で見る風景が毎日すごくきれいだったこと。

そんなことに毎日こころ動かされ、

「自分が知らなかっただけで、世界って本当に美しいんだなー」と

思っていました。

ただの能天気なアホな奴と思われそうですが…

 

でも、その後、超有名企業の仕事の打診があり、

純粋な”働く喜び”ではなく、”ブランド”や”ステータス”といった

本来の自分の価値観とは違う軸で、仕事を選択しようとしたところから

歯車が狂ってしまいました。

その後は、以前の幸せな日常とはうって変わって、

不安と焦りと孤独に苛まれる毎日でした。

まさに、天国から地獄という感じで、とにかく辛かった。

 

そして、今振り返ってみると、

私はこれと同じような過ちを、他にも何回かしているんです。

単純に”それが楽しい”とか”やりたい”ということから離れて、

”メリット”や”給料”や”ステータス”に傾くと、

あとで辛くなって続けられなくなる。

これこそ、アホだなと自分でも思います。

 

ただ、本来の自分の価値観を信じて、

単純に、目の前の日常生活に感謝して、

楽しめばよかっただけなんですよね。

 

これから少しずつ、

揺るがない自分を作っていきたいなぁと思います。