Heart&Body

ヨガのこと、キャリアのこと、毎日の生活のこと…自分らしく生きていくために

怒りを手放すこと

こんにちは。

 

最近ずっとイライラしている。

そして、いつもイライラしている自分がイヤ。

怒りを相手にぶつけてしまって後で後悔した。

逆に、怒りを飲み込んでしまい、モヤモヤしている。

こんなことってありますよね。

 

私も、以前は毎日イライラしていました。

電車の中では、非常識な人に頭にきて、舌打ちしたくなり、

会社では、無責任な上司にうんざりし、

仕事のできない部下に「なんでこんなこともできないの」と言い放ち、

ランチの時には、同僚と1時間ずっと愚痴を言いあい、

ひどいときは、家に帰ってきて、犬に対しても「うるさい」と怒る。

こうやって書くと、本当に最低な人ですよね(笑)

 

でも、ある時から、怒りを感じること自体がすごく少なくなり、

生きることがすごく楽になったなと思います。

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怒りを感じるメカニズム

怒りを感じるメカニズムは、脳の仕組みとして説明されることもありますが、

私は、「コップ」の話がわかりやすいと思います。

 

私たちの心には、コップがあって、そのコップに色々な感情が入っているのをイメージしてください。

不安、悲しい、虚しい、つらい、苦しい、寂しい、いやだ、疲れた、など。

日常生活の中で、そうしたマイナスの感情がコップの中にどんどん溜まっていきます。

このコップの中身がいっぱいに入っていると、

何かの出来事をきっかけに、中の水があふれて、「怒り」となって表に出ます。


普段なら気にならないような小さなことにイライラしてしまった、

あの時、なんであんなに頭に来たんだろう、

というような時は、自分のコップの中身が、表面張力いっぱいまで溜まっていた時です。


そんなとき、感情にまかせて怒りを周囲にぶつけたり、誰かを責めたりすると、

周囲の人間を傷つけ、自分はあとで自己嫌悪に陥るだけで、

なんの解決にもなりません。

 

自分のこころの状態に気づく

だからと言って、こころのコップから溢れる「怒り」を無理に押さえつける必要はありません。

怒りを抑え続けると、こころにも身体にも影響が出てしまいます。

 

無理に怒りを押さえつけるのではなく、

自分のこころのコップが一杯になっている、ということに気づくことが大切なんですよね。

 

ヨガでもよく言われることですが、

良い・悪いを判断せずに、ただただ、自分の感情や状態に気づき、認めること。

 

あの時怒りを感じたのは、

理不尽なことを言われて悔しかったんだな、とか

自分の話が理解してもらえなくて辛かったんだな、とか

自分としては良かれと思ってやったのに、誤解されて悲しかったんだな、とか。

 

そうやって自分のこころに、自分が向き合ってあげると、

もつれていた感情が、自然にほぐれていくのを感じられます。

自分で自分を癒す、という感覚です。

 

こうやって、日々コップの中身を少なくしておくと、

なにか出来事があっても、怒りを感じることは少なくなりますし、

怒りを感じても、すぐにスーッと消えていきます。

これは、私が実感していることで、面白いくらいです。

 

怒りを感じなくなると、毎日がほんとうに楽です。

事実を、ただの”事実”として受け止めることができるようになります。

そして、自分のことも相手のことも、自然に尊重できるようになります。

 

ちなみに、これを実践するときのポイントは、

ヨガの教えでもある「良い・悪いを判断せずに、ただ受け止めること」という点かなと

個人的には思っています。

善悪の判断をわきに置くと、自分のマイナスの感情も受け入れやすいので。

 

ぜひ、興味があればやってみてくださいね。